プロフィール
家のことの不安や悩みなど、気になることを気軽に相談できるので、とても安心!
そんな、あなたの家のかかりつけ医のような存在に、なることを目指しています。
「こんな風にできるんだったら、もっと早く頼むんだったわ。」
とお客さんに笑顔になっていただくことが、なによりうれしいです。
「本気になれることが何もないなあ」
わたしは、茨城県の小さな町で生まれました。3人兄弟の真ん中です。
幼少期は、いつも2歳上の兄の後ろにくっついて、兄の真似ばかりしていました。兄とは、よくケンカをして泣かされました。
小学生の頃は、性格はおとなしかったようですが、運動も勉強も、そこそこできる子供でした。
小学3年生の頃は、兄と草野球チームを作って、兄弟でバッテリーを組んで、上級生を相手に対戦していました。
小学5・6年の頃は、学校選抜の野球・サッカーの大会や、陸上大会で活躍しました。運動は何でも得意でした。
それでも、何かに熱中することはありませんでした。
学校の成績もクラスの上位でした。そろばんや習字、英語塾などの習い事は、どれも長続きしませんでした。
その頃から感じていました。
「何も熱中できることがない、何かおもしろいことないかなー。」
「お前は何にも続けられないでどうするんだ、何か本気でやりたいことは無いのか。」
と親はあきれていました。
親は、何かを一生懸命に頑張るきっかけを、作ってくれていたのですが・・・。
中学生になると、さらに状況は悪化しました。
わたしは、何も本気で打ち込むことがみつからず、部活もやりませんでした。
反抗期のわたしは、親の言うことに聞く耳を持たず、学校の悪友達と過ごす時間が、なにより楽しく、遊びや少し悪さも覚えた時期でした。悩みを共有できる、かけがえのない仲間だと思っていました。
あることがきっかけで、中学2年の終わりの頃、そのやんちゃな悪友達と縁を切り、受験勉強を始めました。そして、志望高校に無事合格しました。
高校生活が始まるに当たり、なんとしても自分を変えたい、今度こそ何かに本気で熱中する生活を送りたいと考え、サッカー部に入部しました。
がんばるぞ~と強い決意で入部したのですが、1週間後、部活に行かなくなりました。
練習についていけなかったのです。
小学生の頃上手だった・・・、そんな程度では、中学3年間をサッカーに本気で取り組んだ人たちに、かなうわけがなかったのです。わたしの、運動では人に負けないというプライドは、粉々に崩れてしまいました。
「レベルが違う、練習についていけない。」
「やっぱりまたダメだった。自分は何も本気になれない、頑張れない、半端者だ。」
この頃は、本当に自分が情けなくて大嫌いでした。
自己嫌悪に陥ったわたしは、その後、すっかり自暴自棄になり、学校で謹慎処分を何回も受ける、ダメ人間になっていました。
「気持ちをもてあそばれたつらい経験」
中学2年生の終わりの頃、とてもつらい経験をしました。
学内でマラソン大会がありました。
短距離・長距離とも速かったわたしは、マラソン大会で1位でした。しかし、その直後から友達がなぜか、よそよそしい感じに。
私「あれ、何かあった?怒ってる?」
友人A「・・・・」
私「おい、どうしたんだよ。」「一体、何があったの?」
どうやらわたしは、「無視される」といういじめに遭ってしまったのです。
なぜだ、なぜだ、自問自答を繰り返すが、理由が全く思い当たらない。
家に帰っても頭から離れず、何も手に付かない状態でした。夜もなかなか寝つけませんでした。
「このまま無視が続くのかな~、学校へ行きたくないな、何が原因なんだろう。」
本当に毎日がつらい日々でした。大切に思っていた友達から、理由もわからず無視される。まさか、自分がこんな目に遭うとは、考えたこともありませんでした。
教室に1人でいる私を見て、クラスメイトが異変に気付いてくれました。
その中の数人が、昼食を誘ってくれたり、休み時間を一緒に過ごしてくれたり、と本当にうれしかった。その後の残りの中学生活を、楽しく過ごすことができたのは、この友人たちのおかげです。
この友人たちとは、50歳を過ぎた今でも、定期的に会っています。
当時、クラスメイトの1人が、わたしが無視され始めた理由を聞きまわって、教えてくれました。
理由はこうでした。
ある生徒が親と、マラソン大会で1位になったら、1万円もらう約束をしたが、わたしに負けたのでダメになった。もし1万円もらえていたら、みんなで山分けする予定だった。
「廣瀬のせいでだめになった。あいつ調子に乗っているから無視しようぜ」とリーダー格の生徒が言い出したようです。
そのことを聞いてわたしは心底腹が立ちました。
「その程度のことで人の気持ちをもてあそびやがって。仲間だと思っていたのに、ふざけるな。俺がどれだけ苦しんだと思っているんだ。」
この出来事によりこんな感情を持ちました。
例え悪ふざけや軽い気持ちだとしても、信頼関係にある相手の気持ちをもてあそんだり、傷つけること、裏切ることは絶対にダメ!絶対に許さない。
「お客さんの気持ちにしっかり応えたい」
大学卒業後、ハウスメーカーに入社し、戸建て住宅の新築を担当しました。
建築のイロハを勉強しながら、いい家を建てたいという、お客さんの気持ちに応えるために、がむしゃらに仕事に取り組み、そして努力を認められ、若くして店長職を任せられました。
その後、住宅リフォームに興味を持ちました。
どんなにいい家を作っても、長持ちさせるには、定期的なリフォームが必要になることを知ったからです。
しかし、当時のリフォーム業界は、悪徳業者、リフォーム詐欺などの被害が、テレビで特集されるような状態でした。これではお客さんが安心して、リフォームをやりたいと思える状況ではないと考えました。
このままの状況を放っておいてよいのかなと感じていました。
やがて、リフォーム業界への想いがさらに強くなり、転職し、本格的に住宅リフォームに取り組みました。
最初のリフォーム会社は、家の構造の弱体化お構い無しのプランを提案したり、適当でいいかげんな工事をしてきた話を、皆で談笑していました。そんな社員に対して、わたしは指摘をしましたが、「リフォーム会社はどこもそんなもんだよ。」と全く悪びれる様子がない。そんなひどいリフォーム会社でした。
口うるさいと思われたわたしは、だいぶ煙たがられ、1年で去りました。
その後、別の住宅会社に転職しました。
この会社は新築住宅が中心で、リフォーム部門は課長任せ、お客さんはOB客が中心でした。
だいぶ不公平なエリア分けだなと感じましたが、わたしは、与えられたエリアのOB客の皆さんの家を訪問し、お客さんの話をよく聞いて回り、信頼関係を築いていきました。
OB客の皆さんには、このように言われました。
「定期的に来てくれたり、よく話を聞いてくれたり、今までの担当と全然違う。」
など、だいぶ歓迎されました。会社に対する不満がたまっていました。
リフォーム相談の連絡をしても、担当者がなかなか来てくれない。工事の際に職人任せで担当者が来ない。見積り金額に不満が言えない。必要な連絡をなかなかくれない・・・。
など色々と不満の声がありましたが、その中でもわたしが一番驚いたのがこれ、
「〇〇さんはウチのOB客なんだから、ウチでリフォームやらなきゃダメだよ。
他社でリフォームするんだったら、今後ウチとの縁が切れちゃいますよ。」
という脅し文句を使って契約を迫っていることを知ったことです。
そんな状況を会社は放置状態でした。会社は利益さえ出ていればそれで良し。何も問題にしませんでした。
しかし、これはお客さんの気持ちを踏みにじる行為です。全く誠意を感じません。中学時代に、信頼していた友人に、気持ちをもてあそばれ、裏切られたつらい思いが込み上げてきました。これは絶対に間違っている。
こんなやり方では、お客さんから信頼を得られるわけがありません。
リフォーム業者を選ぶのは、お客さんに自由であり、失敗したくないから、慎重に選ぶのは当たり前です。
お客さんのお困りごとや悩みを、解決できる提案をして、工事をお任せいただけたら、その気持ちに感謝の心を持って工事に取り組み、お客さんに笑顔になっていただく。このような積み重ねが信頼につながるのです。
しかし、このような当たり前の考えを熱く語ったところで、この会社の社員や管理職に響くことはありませんでした。
人は簡単に変われない、会社はもっと変われない、と強く感じました。
「本気になっている自分になれていた」
わたしは住宅リフォーム事務所を開設しました。
開業当時は、それまでお付き合いのあった、OB客の方のリフォーム工事を主に行っていました。
しかし、独立してみてわかったことがあります。
家の修理やリフォームをやりたいと思っても、どこに相談したらよいかわからない方が、たくさんいらっしゃるのです。
建ててもらった大工さんは高齢で引退したし、知り合いもいない。以前頼んだことがある工務店は、それっきりで何の音沙汰もない。困ったな、どうしよう。
このような方が、飛込み訪問の業者や、ポストに入ってくるマグネット広告の業者に、不安を感じながらも仕事を頼んで、やっぱり失敗した。後悔した。という話を、わたしもよく耳にします。
わたしがこれまでお付き合いしてきた、大手ハウスメーカーや住宅会社のOB客の方よりも悩みが深いなと感じました。
最近では、地球温暖化の影響で、台風は大型化し多大な被害を及ぼし、集中豪雨の被害も、毎年のように起きています。大雪被害の情報も頻繁に耳にします。
比較的被害が少ない埼玉県でも、家の被害は明らかに増加しています。
屋根・外壁・雨樋・カーポートなどの被害が特に多く見られます。
誰にとっても、いつ、わが家が被害を受けるかわかりません。安心して幸せな生活を送るためには、いつでも家のことを相談できる、信頼できるリフォーム業者とのつき合いは絶対に必要なはずです。
わたしは、皆さんに気軽に相談していただく業者になるためには、どうしたらよいか、本気で考えました。
お客さんは、リフォーム業者に相談する前に、どんなことを不安に思うのか、ということを、仲良くお付き合いさせていただいているお客さんに、聞いてみました。
すると、こんな答えをいただきました。
「どんな人が来るのかな」「要望をきちんと聞いてくれるかな」「こんなこと頼めるのかな」「ウチの予算でやってくれるのかな」「きちんと仕事をしてくれるかな」「良い方法を提案してくれるかな」など。
わたしは、お客さんのこのような悩みに、こう応えることにしました。
- プロフィールで自分を全部さらけ出して、どういう人間かを知っていただく。
- 調査報告や見積書などの説明の際に、絶対に手を抜かず丁寧に説明する。
- 解決策などの提案を選択可能な複数の方法をご提案する。
- 以前工事をさせていただいたお客さんのコメントなどを見ていただく。
このような取り組みを行い、少しでも不安な気持ちが和らいで、気軽に相談していただけたらなぁと、考えました。
すると、ご相談のお客さんから、こんなご感想をいただくようになりました。
「プロフィールの写真に娘さんも写っていて、この人は信用できると思った。」
「お客さんのコメントを見て、信頼されていることが伝わり、安心できた。」
「こんなちょっとしたことでも、大丈夫ですよと言ってくれて、うれしかった。」
このようなお客さんの声を聞くと、この取り組みが間違ってなかったのかなと、うれしくなります。
家のことをどこに相談したらよいかな?と考えたときに、「一度ここに相談してみよう」と気軽に相談していただけるように、もっと多くの方にわたしの存在を知っていただこうと考えています。
このようなわたしの考えを、仲の良い職人さんに話をしたところ、こんな意見をいただきました。
職人さん「普通は、安売りチラシの新聞折り込みぐらいしか考えないけど、
廣瀬さんは、お客さんの気持ちに寄り添うことを考えてますよね。それって、面倒くさくないですか?」
私「メンテナンスされてない家を見るたびに、手遅れになる前に修理した方が良いのに、安心して相談できる人がいないのかな?と考えちゃうんだよ。」
職人さん「初めてのお客さんは警戒するから難しいですよね。廣瀬さんみたいにやるのは相当気合い入れて、本気でやらないと無理ですね。」
私「そうだよ。いつも本気でやってますよ(笑)・・・・。」
そのとき、わたしはぐっと込み上げる熱いものを感じました。
職人さんから言われた「本気」という言葉を、自分が口にした時です。
考えてみれば、ずっと住宅の仕事を続けているし、何より、常にお客さんの気持ちに応えたいと考えている。自分では気が付かなかったけど、本気になっている。
もしかしたら、なりたいと思っていた自分になれていた。本気になっている自分に・・・・、うれしい気持ちが込み上げてきました。
小学生時代、そこそこできる自分に満足せず、もっと野球をうまくなろうと本気になっていたら・・・・。
中学生時代、信頼していた友人に気持ちをもてあそばれ、つらい経験をした。
あの時も、無視された原因をもっと本気で追求していたら、あんなに傷つかなかったのではないか。
社会人になって、リフォーム会社に転職し、その会社の体質を変えることにもっと本気になれなかったのか、結局、嫌われることから逃げたのではないか。
過去を振り返ってみると、全てが中途半端だったように思えます。
どうして、もっとその先を追及しなかったのか。もっと本気になって頑張れば、諦めなければ、さまざまなことが、解決できたのかもしれない。
結局、本気になることから逃げていた。頑張ることから逃げていたのです。
しかし、今はしっかりと向き合えている。追求している。本気になれている。
もうこれまでのような後悔は絶対にしたくない。
「わたし、廣瀬泰延の使命」
今のわたしの想いは、
家のお困りごとや悩みを抱えたまま、どこにも相談できずに困っている方や、訪問業者から不具合箇所の指摘をされて、心配になっている方など、皆さんから気軽に相談いただける、「わが家のかかりつけ医」のような存在になることを目指して、一生懸命努力していきます。本気で取り組みます。
先日、妻に聞いてみました。
私「今年で独立して8年だよ、まだまだ毎日大変だけど、今の生活どう?」
妻「早いね。もう8年か。まだまだやりくりは大変よ、でも会社員だった頃と比べると、あなた生き生きしてるわよ。
仕事にやりがいを感じてるんでしょう。いいんじゃない、会社員だった時は、会社でうまくいってないのかなと、感じるときが時々あったから・・・・。」
今まで聞いたことはなかったですが、妻も私の変化に気づいていたようです。
わたしが仕事にまい進できるのは、妻が家庭をしっかり守ってくれているからであり、わたしを支えてくれているからです。本当に感謝しています。
暖かい家庭がわたしの仕事の励みであり、やりがいです。つい休日にも仕事を入れてしまうことで、家族に、寂しい想いをさせてしまうこともありますが、 これまで以上に家族を大切にすることを誓います。
アシストプラン代表